くさのねフェスの話

くさのねフェスでした。
 
 
葉月ゆかです。
 
9月2日佐倉市くさぶえの丘にてくさのねフェス2018に参加させて頂きました。
ありがとうございました。
 
 
まず過去の話からさせて下さい。
 
一年前のわたしはこの日を恨んだと言っても過言ではない。
成田で生まれ印西で育ち、17歳から10年ちょっとサンストに出演し続け、サンストでも地元演者としてやってきたはず、saraで連載もしてるしこれからワンマンもするのに、なんでわたしじゃないんだよ!!!!
と、時には怒り、当日はそっぽを向き会場には行かず、家でツイッターを見てはみんなの楽しそうなツイートを見て泣き、泣き続けて朝になった。
15時間くらい泣いてた。
恨みました。
 
 
出演できたからといってそれが晴れるわけではない。
第一回目は参加できなかった、ということは消えないのだから。
 
わたしはサンストをかなり愛している演者であると思う。
相思相愛であるとも。
そうじゃなきゃかき氷屋さんもドリンクお姉さんもしないでしょ。
でもこれまでも、アーティストとして関わりたい場面に関わることが叶わないでいたことの方が多い。
実力不足なのだと思えば諦められたし励めたけど、最近の自分はとても良くなってる!認められてきた!って自信もあった中で第一回目のオファーが来なかったことはもう失恋と同じくらいだった。
 
わたしは黙っていられるタイプじゃないのでこのことを大々的に言いました。
白幡さんにも、意味がわからない!!!って言いました。
 
色んな事情があることはわかる。
裏側のこともそれなりに聞いてきたつもりです。
出演できる人よりもできない人の方が多いことも知ってる。
わたしのこの気持ちはわたしだけの気持ちではない。
 
去年も今年も、なんで自分じゃないんだろうと思いながら過ごしたアーティストがたくさんいるだろうと思ったら、ただただ「楽しかった!今年は出られてよかった!」なんて言うだけじゃ足りないと思いました。
 
 
わたしとは違って、恨み言も泣き言も言わず純粋に今回のくさのねフェスのために頑張ってくれていたアーティストがいました。
彼がどうして出演できないんだろうと密かに心をいためていました。
そうしたら、彼は当日にコラボゲストとしてステージに立っていた。
わたしは泣きました。
彼が腐らずに、きちんと根を生やし草を伸ばした結果なのだと思いました。
 
わたしにだって、当たり前のようにまた次があるとは限りません。
自分の見たい景色、夢の一つに、また次のくさのねフェスに出演することが加わった瞬間でもありました。
 
くさのねフェスはまだまだ先があるフェスです。
何度も何度も前回を超えて、もっともっと大きくなれる。
 
それはバンプがくさのねフェスに出演するようになるとかそういうことではなくて、わたしたちアーティストひとりひとりがそれと同じかそれ以上に大きくなっていく、ということも含めてです。
 
 
わたしが、なんで自分じゃないんだ!悔しい!と思ったのは、もちろんこれまでの時間や信頼ももちろんだけどなんとなく当たり前のように自分は選ばれるものだと思えていたからだと思います。
そうじゃなくて、もっともっと夢のような場所になれたらいい。
「いつかあの舞台に立つんだ!!」
と、夢を持てる場所にこれからもっとなっていって欲しい。
 
クラウドファンディングのコメントにも書きましたが、夢はじっと待つばかりでは叶わないことの方が多いです。
くさのねフェスという大きな夢を、白幡さんやサンストのスタッフさんたち、実行委員の方々、佐倉市の方々が膨大な時間と自分の心身を使って叶えてくれた。
アーティストはその組み上げて頂いた舞台の上をきちんと踏みしめて前を向いて発するのです。
それが夢であり、夢の続きになっていくのだから。
 
だから、また一緒に夢を見ましょう。
そして叶えて、また夢を見続けましょう。
あなたがいるから、わたしはうたえています。
 
 
 
それで、今回はどうだったのか?
予想を裏切られることの連続で、
なんというかもう
 
最高でした!!!!
 
 
最後に花火があがるくらいのフェスにいつかなったらいいな…と思いながら最後のステージを見ていたら、本当に花火…あがっちゃったし。
夢を見させてくれて、素晴らしい1日をくださって、本当にありがとうございました。
 
 
そして、当日はたくさんのお気遣いとご心配の声を頂きました。
心強いスタッフもおり、たくさんのサポートをして頂きながら無事にステージに立つことができました。
本当にくさのねフェスでうたえてよかった。
あのステージで伝えたことは全部、わたしの心からの気持ちです。
あなたにもあの時間が、よかったと思えてもらえていたら最高に嬉しいです。
ありがとうございました!!

ゆか