恋は雨上がりのようにの話。

今日は晴れでしたね。
 
葉月ゆかです。
 
今日はね語りたい系なんでブログを書きます。
 
前回のブログの、これからやりたいことの中にあったこと実は早速ひとつ今日しちゃった!
 
・恋は雨上がりのようにの映画を観る
 
です!
友達が連れて行ってくれました。やった。
ここから長いです。
基本わたしのこの語りたい系のやつでなにかしらの作品についてのやつは、ねー聞いて聞いてよーすごいさーなんかよかったの!みたいな…とりとめないものなんですけど。
わたし、昔から読書感想文とか書くの好きなんですよね。そんな感じだと思って読んでもらえたら。
 
 
「恋は雨上がりのように」
去年だったかな?
色んな漫画賞を受賞して本屋さんに平積み展開されてて、まず、絵が好き!タイトルがおしゃれ!わたしの好きな感じ!!と思ったので早速読みまして、一巻ごとに
 
どうしてこんなに胸が千切れそうなの……!
 
と、なりながら読んでました。
アニメも観ました。
 
そしてからの実写映画ってことで、
基本二次元オタのわたしは二次元の三次元化はあんまり好きじゃないんですね。
好きな作品であるほど実写化して欲しくないです。
(ホリミヤとユーリは実写化しないで!切実に!!)
 
でも好きな作品なので、まずキャストをチェックしたら、すごい原作に忠実じゃないの。すごいじゃないの。
個人的に大泉洋さんとても好きなんですけど、今回は店長は、うーん?ちょっと違うかしら…とは思ったけど、でも、悪くないなあなんて思いながら広告を眺めていたわけです。
 
でもって公開の頃、YouTubeでたまたまオススメに恋雨主題歌のフルPVが出てきたので、観てみました。
 
 
こちらです。
 
っえー!PVっていうが映画の中身じゃあん!ってまずなりました。
あと曲が意外とポップなんだなあって。
でもなによりも走りぬける小松菜奈さんがまごうことなき橘あきらだし、店長をじっと睨む(見つめる)目とか橘あきらじゃん。
で、ペコペコしたり、フッと笑ったりする大泉洋さん思ってたより店長じゃん。
脇キャラもすごい本物じゃん。
映像の内容を見るに原作にすごく忠実な感じだし。
てか倉田みずきまで出るの?すごくね?まじか。
ってなりました。
 
 
で、さらに調べました。
公式サイトを舐めるように見て、読み、これは。と思いました。
とにかく忠実に、いやらしくなく。と、まさにファンと同等の気持ちでもって作ってくださってる!というのがバシバシに伝わりました。
なのでこれは観に行って後悔するようなものにはならないだろう、なにより気になるしってことで観たい観たいと言いまくっていたら友達が連れてってくれました。
ありがとう!大好き!
 
 
率直な感想を述べますと、思っていたよりもずっと平凡な映画だと思いました。
 
観ている間、とっても時間がゆっくり流れていくなと感じました。
今どれくらいの時間観ていたんだろう?終わりってくるのかな?って。
 
これだけ書くとつまらなかったみたいに思えますが全然違います。
ものすごく面白かったです。
 
原作の漫画は、絵柄が少しレトロで耽美的というか、とってもキラキラしててわたしはどストライクたまらない感じなのですが、やっぱりそれをリアルな人間がやるとなるとそういった線の細さなり美しさを見せるのって難しいと思うんです。
でもその部分を、リアルな人間が演じるということを逆手にグッと人間味を感じるようになっていて、その見せ方がすごく素敵だったなと。
 
だからこそ、時間がゆっくり流れていく、終わりがわからないというところもとてつもなくリアルなの。
普通に暮らしてたら、漫画みたいにめくるめく起承転結なんてないじゃないですか。
そんな感じ。
恋するのも、喧嘩するのも、悩むのも、泣くのも、スイッチを入れ替えるみたいにパチンと起こることというよりかは、生きてる流れのうちにだんだん発生していく感じだとわたしは思ってて、この映画はそういう自然さがいっぱいでわざとらしくない。
むしろ、えーそこで笑かしてくるの?っていうユーモアに富んでた。おどろき。
 
漫画原作だからもっとキラキラうるうるした感じにしたり、ズバッとはしょったりすると思ってたら大間違いでした。すみませんでした。
 
 
しがないファミレスのおじさん店長に恋する17歳ってことがおまけなんじゃないかってくらい、ただ悩んだり、頑張ってみたり、人間らしくやっていくっていうところがすごく良かった。
この作品はわたしはもともとすごく共感するとか影響されるっていうよりも、自分とは違う人たちの過ごし方を見てるっていう方が近い感じで捉えてて、「ああ、なるほど」とか「おお…なんかいいな」みたいなじんわりくる表現に惹かれてるところが多くて、映画も同じように観られた事になんだか嬉しくなりました。
それぞれの人物の魅力的な部分をみなまで説明するんじゃなくて行間で読ませてくる感じ、わたし大好きです。
 
タイトル的にも、恋がメインのお話だと思うでしょうが、どちらかと夢だったり努力のお話だとわたしは思います。
なにかにむかって頑張ったりくじけたりする中に、時に原動力として、時に逃げ道としてある「恋」を上手に描かれたものに見えます。
若いときのまっすぐで無限の可能性があるようなきらめきと、大人になってからの執着や諦めや向き合い方をどちらも見せてくれる。
 
結局、いくつになっても青春ってあるのかも。
好きなことに一生懸命になれるのは、とても素敵なこと。
やれることがあるなら、やってみようかな。って、それくらいでいてもいいんじゃないかと思えた。
 
雨って降ってる時はなにか感じたり印象深かったりするけれど、上がってしまうと結構すぐに忘れてしまうよね。
そういうことの繰り返しで出来てるような、そんな気がしました。


あと主題歌の「フロントメモリー」すごく良いです。

「がんばろっかな今日は それは昨日のつづき」
からの
「屋上でまた崩れかけてる」

とか
「急にアイスが食べたい真夏日 外はテカテカしてまじあっちーし」
からの
「僕はこの恐怖症みたいなやつを時々感じちゃうから」
とか

明るい言葉に相反するどうしようもない気持ちみたいなのが同時にバッと出てる感じすごいと思うの。
ハマるわー
ハマりすぎてまたApple Music契約してサントラ聴いてます。
励まされる。

観に行けて良かった作品でした。
わたしも頑張ろう!
 
 
追伸
 
劇中の小松菜奈ちゃんの太ももがとにかくめっちゃいい。
 
 
ゆか