動員10人以下のバンドはライブやめろ記事、盛り上がってましたね。
わたしもツイッターで発言したけど、別に全部が全部悪い記事かというとそうではなく、単純に書いた方がちょっと頭悪い書き方しちゃったのかな、とわたしは思った。
さっきまたツイッターをたくっていたら、アジカンの後藤正文さんがこのことをブログにしたためていて、なんだかんだいってゴッチはヒーローだなあとぼんやり思ったので、だらだらと書きます。
わたしが音楽を始めたのはアジカンがきっかけ。
歌うのは好きだったけどそれでなにかするなんて全く考えておらず、むしろその頃はアニメとお絵かきに夢中だった中学生の頃、アニメの主題歌だだったアジカンの曲を聴いてからどハマりして「高校生になったらバンドやりたい!」と、それだけで好きなようにバンドができそうな高校を選び、軽音楽部でガールズバンドを組み、アジカンだのエルレだののコピーバンドでサンストに出演し始めた。
今のわたしからは想像できないかもしれない。
自分が一番歌が上手くて、かっこよくて、売れる未来しか見えなかった。
同級生に声をかけまくってライブに誘って、たくさんの同年代の子たちの前で歌って、上手いね!とか可愛いね!とかたくさん褒めてもらいながら斜に構えてニコリともせず「そんなの当たり前だし」とか思ってた。
コピーしかしてないのに。笑
そこから色んな過程を経て、その頃とは全く逆の、弾き語りシンガーソングライターという立場で今うたっている。
あの頃とはなにもかもが違う。
うたっていることも、見た目も、演奏も、考え方も、ノルマの数も、チケットの金額も、来てくれるお客さんたちも、サンストのステージの広さすら違う。
基本的にわたしはよくしゃべる人間だから、文句だってたくさん言う。
ノルマなんてなくなればいいと思う。
だってしんどいもの、やっていけん。
いいですか、お客さんが全く来ないとだいたい1回のライブで1万円くらい飛んでいきますよ。
1万円。すごい金額だよ。
自分でもおかしいなって思うけど、光熱費後回しでライブのノルマ代払って電気止まるとかあるからね。普通逆でしょ。
でもそれでもやめられないのよね。ずっと。
ゴッチのブログを読んで、ホッとしてしまった自分がいて、少し恥ずかしい。
ああ、今こんなに売れてる人たちも同じだったんだ!!ということよりも
え?その状態でどうやって今ほどまで売れたの?そこを教えてよ!!と思いながら読んでたんだけど、最終的にはやっぱりどこか勇気付けられてしまったというか…
それでいいんだろうけれども。
アジカンもそうだったからって、今の自分にお客さんが少ないことを良しとしてはいけない。
抜け出す道を模索しなきゃ。
サンストはすごいと思う。
あんなアクセスの悪い場所でライブハウスやって、しっかりノルマかけて、
どれだけ演者側が「ノルマ高い」「こんな場所にお客さん来ない」「お金ない」と思っていようが、ノルマは大抵下げてくれない。笑
だけどその分、向き合ってくれることも解るし、サンストを、そこに出演してる演者たちの為に出来ることを常に模索して実行しているのもわたしは知っている。
それが一線というか、お互いに対しての覚悟の表れのような気がしてならない。
お互いにこれだけのもの賭けてやりましょう!という。
それが伝わって来ないライブハウスはたくさんある。
いやーただのお金もうけですよね??みたいなノルマのかけ方してくるところ。
ライブハウスだけじゃなくて、イベントとかもね。
そういうところにお金を払う気はないので、わたしは出演しない。
逆にノルマが0だから良いライブハウスかというとそれも少し違う。
ノルマが0だから適当にやっていいなんてことは決してなく、むしろノルマが0というプレッシャーを感じる。
呼べて当たり前だから、0なんだよ!!とわたしは思うから。
そのプレッシャーを与えてくれないライブハウスは、ノルマが0でもだんだんと足が向かなくなってしまう。
葉月ゆか、プライドめっちゃ高い
と、言われるのはこの辺なのかな。
でもこうやって思えるわたしのこと、わたしは好きよ。
ライブやめろ記事はつまりこういうことなんじゃないかと思うんだけどどうなんだろう。
自分というものにプライドを持って接していけば、質の良いものを増やしていけるし、そうでないものは淘汰されていくんじゃないかな。
なのでわたしは、おいそれと、ノルマ下げてください!なんて言えない(一部例外はあるけど)。
それでライブハウスが無くなっちゃったら困るからね。
それよりも、もっとお客さん連れてきますね!と言えるようになりたい。
ただ、それをどうしたらいいのかさっぱりわからんけどね!!
告知ね、告知はもっとちゃんとしなくちゃと思いますよ……
すでにライブスケジュールをブログにあげるの遅れてますからねわたし。
でもまずそれをどれだけの人が見てくれてるんだろうかとか、色々悩んじゃって。
ちょっと疲れてしまって、何もできなくなっちゃう時があるのです。
まあでもそれは甘えです。わかってます。わたしが悪いです!
わたしはなにをしているんだろうか。
音楽なのか?と時々思う。
たまたま、自分の思いが音楽の形で排出されるだけであって
自分と戦ってるみたいなものなんじゃないだろうか。
でもその中でやっぱり、誰かの中になにか届けたくてステージに立っている。
出来れば歌だけうたっていたいよ。
それが本分だし、告知とかそういうことに体力を使って気を遣って歌がろくにうたえなかったら意味ないし。
だからわたしは出来ないことはしませんよ。
やりたくないことや出来ないことをむりしてやって、嫌いになりたくないから。
逆に言えば、やりたいことならなんでも出来るというだけで。
なのでわたしから、ライブハウスやお客さんに頼みたいことは一点だけです。
もっとわかりやすく応援して!
やる気出るから!
ライブに行くでもいい
CDを買うでもいい
youtubeを見てくれるでもいい
ブログやツイートを拡散するでもいい
「葉月ゆかの歌めっちゃ好きだわー」ってつぶやくだけでもいい
たったひとつ、それが届くだけで
わたしはもっと自分を好きになれるし
もっともっと頑張れるから。
ゆか
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5/15(月)四谷天窓
「能ある鷹の爪の所在は?」
mikajiriManami
饗庭純
田中茉裕
葉月ゆか(20:05〜)
ライブペイント J.M.B.Jr.
開場19:00 開演19:30
¥2,000(1ドリンク別途¥600)
ご予約・お問い合わせ
hazkiyuka@gmail.com