見方と世界を変えてみる。

いいこと思いついた!
 
 
葉月ゆかです。
 
なんか眠れないしなあとぐだぐだしながら今後のプランなんかを考えたりしてました。
そろそろわたしも職業ニートじゃなくて職業音楽関係になれたらなーって考えてます。
結構いいお年頃なんですけどニートのままじゃ結婚出来ないし。やだあ〜 幸せな家庭築きたい〜!
 
はい。
 
結構前にもブログでライブノルマについて書いた事があるんですけど、嘆くだけじゃなくて何か出来ないかなーって思っています。
わたしも一年半前までアルバイトしながら音楽をしてたのですが、なんかもうやるせなさでいっぱいでした。
 
朝から晩まで週4〜5勤務、休み希望はライブの日。
ライブを増やすとバイト入れない、バイトいれるとライブ出来ない、お金がないとライブ出来ない、ギリギリまでバイトしてると練習できない、練習出来なかったからライブに自信が持てない、楽しかったけどこれでよかったのかな、お金ないし明日もバイトなんで終電で帰ります。
かわいそう…自分かわいそう…しんどい。
音楽やめたほうがいいのかなあ、ノルマも達成出来ないし、見てもらえないし。
 
 
なんかずっとそんな感じでした。
売れないミュージシャンあるある。
 
 
最近音楽のあり方についてすごく考えるんですけど、なんだかんだみんな音楽が好きじゃないですか。
カラオケもいっぱいあるし、毎日そこかしこでコンサートもライブもあるし、どこ歩いても音楽が流れてるし、音楽番組も音楽ランキングもなくならない、開催されるフェスがどんどん増えるし、スマホには高音質な音楽プレーヤーとイヤホンが標準装備。
でもライブハウスって結構ガラガラだったりする。
なんでよ。
 
まあ、知らないものに興味出ないよね。
ましてや高いお金払って入場するなんてよっぽど。
YouTubeでも配信でも音楽は聴けるし観られるし、せっかくお金払うなら好きな音楽に支払いたい。
わたしも結構ライブ告知とかもらうけど、うーん、お金ないしなあってまず思ったりします。
行きたいライブには誘われなくても行くし興味あるしお金も大丈夫です。わかる。
 
どういう風にしたら聴いてもらえるか、知ってもらえるか、みんなすごく思考錯誤しながら頑張ってる。
それこそ路上ライブしたり配信したりたくさんライブ出演したり無料音源配ったりフライヤー配ったりバズってみようとしたり、音楽以外の事もいっぱいやらないといけない。
ミュージシャン金ない時間ないって言うけどそんなことねーだろって声もたまに聴きますけど、やる事めっちゃあるし、バンドメンバーと揉めたりもするし、アパート暮らしだとバイトから帰って夜中にギター弾いたり出来ない。
もう困ってる。わたしは困った。
運良く仕事を辞められただけで今も別に困ってないわけじゃない。
 
 
ライブハウスって基本的にノルマがあって、大体1〜2万前後。
20〜30分のステージにミュージシャンは1万円強をかけてるわけです。
別にそれが悪だとはあんまり思わない。
その分良質な環境でたくさんサポートしてもらって演奏するし、アドバイスももらえるし、出会いもある。
それを受けるには必要なお金。
ライブハウスはミュージシャンにとってのパートナー。
お客さんが呼べたらこちらのお財布も痛まず、みんな幸せなんだけどそれがどうにもうまくいかない。
どうしようか、ノルマは無くせないもんなーって考えていたらふとちょっとだけ変えたらいいんじゃないかなって。
 
 
わたしの出演しているアコースティックのブッキングライブを例に出すと、大体の場所で基本的にチケット代は2000〜3000円。
ノルマはおよそ5枚。(ソロの場合高くても合計で1万円程?)
お客さんからしたらそのチケット代にくわえてドリンク代が500〜600円かかる。
多いと入場するだけで4000円近く。
高いよね。
だからわたしもあんまりライブ見に行けない。
 
同じノルマ金額の中でやりとりをすればOKなんだとしたら、
2000円×5枚=1万円
じゃなくて
500円×20枚=1万円
でも、良くないですか?
 
ブッキングライブだったら
「500円で5組も!?おトク〜!」
って感じしませんか?
 
チケット代がかさまない分、お酒飲もうとかフード頼もうかなとか物販見てみようかなとか思えると思う。
せっかくだしお目当以外のアーティストも観てみようって思うかもしれない。
あと若い人たちとミュージシャンがまず行きやすくなる。
わたしたちお金ないんです。
でも機会さえあれば楽しむことはしたい!
ライブを観るのはとても勉強にもなる!(ミュージシャン的に)
 
5組のブッキングライブだとして、ノルマぴったりの数呼んだとしても1組5人の全体25人よりも、1組20人で100人になったら箱パンパンでみんな楽しくて盛り上がるんじゃない?
 
 
ミュージシャンとしても500円のチケット代ならすごく誘いやすい。
気軽に来てみてよ!ってまず言える。
これもミュージシャンあるあるなんですけど、ライブ告知って単純に観に来て楽しんで欲しいって言う気持ちからだんだんとノルマ達成のためって思わざるを得なくなってしまったり、はたまたそういう営業っぽく見られてしまって結構気まずくなったりします。
逆に、友達や仲間をライブに誘う時に「チケット代はいいから来てよ!」となって結局自腹切ることもあります。
それじゃあ意味があるのかどうか。
でも「タダなら行こうかな、行きたいな」という人たちは確かに存在していて、来たいと思ってくれてるならお金なんていいよ…!と思ってしまうのも本当。
純粋に見に来て欲しいだけなんです。
 
 
チケットが2000円でも5人なら呼べるかもor5人なら呼べます!20人?いやいや……っていう人ももちろんいると思います。
実際そういう繰り返しがあって、だんだんチケット代が高騰してノルマ枚数が下がって、という風に変わって来たんだとも思います。
実際わたしが高校生〜20歳くらいまでの頃はチケット代500円とか1000円のイベントばっかりだった。
でも、だからわたしは若い時にたくさんライブハウスに遊びに行けたなって思って。
 
 
ライブハウスに人が遊びに来ない。
今のこの現状を変えたい、じゃあどうしたらいいんだろう?
もっとたくさん観にきてもらうには?
新しく出会うためには?
 
まずは扉を広く開ける事なんじゃないでしょうか。
 
 
アコースティックは特にね、なんだか飽和してる気がしちゃうんです。
お客さん層だったりなんだり。
わたしたちも老若男女問わず観にきて欲しいよ〜!!
たまに若いお客さんがたくさん来るようなバンドも出るイベントに呼んでもらって嬉しいな!って思ってるとサブステージアンプラグド持ち時間少なめ物販場所狭めとかすごい多いんですよ〜〜!
わたしの体感的には別にアコースティックも老若男女問わず好きになってもらえてると思うんだよ〜〜〜〜!!!
しっとりゆっくり楽しみたいっていう気持ちもすごくわかるけどこちらとしてはたくさんの人にも観て欲しいのよ〜〜!!!
 
 
流れで愚痴ってしまいました。
 
 
 
需要をなくしてるのは自らなんじゃないのか、ということがまず言いたいのです。
音楽がとても気軽なものなんだとしたら、ライブに足を運ぶことももっと気軽でいいと思う。
 
チケットが500円だからって手を抜いてライブなんて誰もしないです。
環境のクオリティだって下げさせないです。
そういう価値をもっと見出したいし、その上で公平に評価して欲しい。
 
 
だからなんか、そういうイベント組みたいなって思いました。
やろうと思います。
 
それだったら行ける!
楽しそう!
行きたい!
って思ってくれる人、いると思います。
 
一緒にやりましょうと言ってくれる出演者も、ライブハウスも絶対あるはず。
信じてます。
 
 
音楽で世界を救いたいなんてこと思わないけど、音楽の世界を変えたいとは思いました。
わたしの世界も。
よろしくお願いします。
 
 
葉月ゆか